「判断のスピードが上がった」AIコンテンツ×KPI設計の共創で、SEOチームの戦い方が変わった事例|株式会社コラビット(HowMa)

AI不動産価格推定サービス「HowMa」を運営する株式会社コラビット様は、2名体制のSEOチームが施策を推進していました。

今回インタビューを伺ったHowMaセクション・オーガニックチームの茂松様、原田様は、データベース型サイト×AI活用という新しい領域に取り組む中で、「作業を代行してもらう」のではなく「一緒に考えるパートナー」を探していたところ、シンクムーブのインハウスマーケティング共創支援をご依頼いただきました。

データベース型サイトのSEO施策は、エンジニアを巻き込む必要があるため、実行の難易度が高いです。目的・戦略・実行・連携・バランスよく進めるためには「今必要なところに必要な支援を考える枠組みが必要だったと茂松様は語ります。

AI活用のプロンプト設計、KPIの分離設計、テクニカルSEOの判断支援などを通じて、チームの「判断のスピード」が向上。施策の説明力・企画の質が上がり、打ち手の実効性と多彩さが増し、実行施策が増えました。

シンクムーブは主に、プロトタイプづくりと判断材料の整理を担当し、エンジニアとの調整・計測環境の構築・施策の実行は茂松様・原田様が主導しています。

課題AI活用コンテンツの生産ノウハウ不足
KPI設計と、データベース型サイトにおける実行性のある施策の見極め方
施策の方向性を確認できる外部パートナーの不在
提供プランインハウスマーケティング共創支援
(月1回2時間MTG + Slack随時相談)
成果【定量】
特定詳細ページインデックス率36.9%→84.0%
アクティブユーザー数約8.6万→13.4万
(2025年1月→10月)

【定性】
企画・施策の説得力向上
ツール開発
判断スピードの向上
期間2025年6月〜現在

ご覧いただきありがとうございます。

採用する前に。外注する前に。


AI時代に試せる第三の選択肢をまとめました。

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「一緒に考える相手」を探していた

——シンクムーブにインハウスマーケティング共創支援をご依頼いただいた当時、どのような課題がありましたか?

茂松様: SEOの専門部署がなく、私がマーケティング全般を兼任していました。他業務との兼任の中で、SEOに十分なリソースを割けていない状況でした。

加えて、データベース型サイトには特殊なノウハウが必要だという認識がありました。過去にメディアSEOで成功した経験はあるんですが、今のサイト構造やAI活用という新しい領域では、過去の勝ちパターンが通用しない。自社だけで横断的かつ即効性のある打ち手を見つけるのは難しいと感じていました。

原田様: SEOは効果が出るまで半年〜1年かかることもある領域なので、「今やっていることが正しいのか」を自分たちで確信しづらいんですよね。だからこそ、定期的に方向性を確認できる仕組みを作りたいと思っていました。

「体の向きを一緒にしてくれた」

——シンクムーブの支援を導入するに至った経緯と、期待していただいたことを教えてください

茂松様: 決め手は、豊藏さんの著書や発信を見て「この人なら一緒に考えてくれそうだ」と感じたことです。作業を代行してもらうのではなく、一緒に考える相手として最適だと思いました。

期待していたのは、AI時代のSEOという「技術の過渡期」をリアルタイムで格闘している専門家からの知見です。トレンドキャッチの速さ、実行力、アウトプットの質が高いだろうと感じていました。

原田様: Slackで気軽に相談できる距離感と、中長期の視点で壁打ちができそうだったこと。自分たちで判断して動く前提で、その判断の精度を上げるためのパートナーを探していました。

2時間のミーティングはどうでしたか?

——月1回、2時間という形式は、正直長くなかったですか?

茂松様: 長いと思ったことは1度もないですね。むしろ、最初の頃はもっと長くても全然話せたぐらいでした。新しい領域に挑戦する上で、同じ方向を向くための時間として、2時間は適切だったと思います。

原田様: 2時間という枠だからこそ、最初の10〜15分で「社内の状況どうですか」とか「組織をどう回すか」みたいな雑談的な話ができるんですよね。それがあったからこそ、KPIの設計の時も「社内的にはこう説明した方がいい」というアドバイスに繋がった。小さな枠だと、そういう話はできなかったと思います。

茂松様: あと、「2時間で何を決めるか」が明確だと、準備の段階で自分たちの思考も整理されるんですよ。

原田様: 中長期の施策をどんな順番でやるかみたいな話って、1時間じゃ足りない。じっくり話して「やっぱりこうだね」と目線を合わせた上で、次の社内ミーティングに臨めたのは大きかったです。

「失敗を仕組みに変える」プロセス

——お取り組みの中で、特に印象に残っている施策はありますか?

原田様: AIを活用したコンテンツ施策の設計ですね。「AIで80点の土台を作り、人間が専門知識を加えて85点に仕上げる」という役割分担を一緒に議論しました。

最初は、AIの出力を安定させるために指示文をどんどん増やしていたんです。何十行にもなってしまって。それを相談したとき、「もっとシンプルにしないと逆に回すのが遅くなる」と言われて、目が覚めました。

さらに印象的だったのは、AIが勝手に専門用語を作ってしまうトラブルがあったとき。普通なら「失敗した」で終わるところを、「なぜAIがこう出力したのか」を一緒に分析して、プロンプトのルールとして資産化できたんです。この「失敗を仕組みに変える」プロセスは、一人では絶対にできませんでした。

茂松様: URL構造を整理したいという話をしたとき、「今はやめましょう」という意見をもらった回も印象に残っています。SEO的にインデックスが剥がれるリスクがあるから、まずはコンテンツを充実させることに集中しましょう、と。

一人で考えていたら「やるべきこと」ばかり増えていたと思うんですが、一緒に議論したことで「やらないこと」を決められた。その判断を踏まえて、自分たちでリソース配分を見直しました。

KPIの分離設計で「戦い方」が変わった

——シンクムーブの支援によって、どのような成果がありましたか?

原田様: KPIの設計が大きかったです。最初は「指名検索の増加」をKPIにしようと思っていたんですが、「今の段階では不確定要素が高すぎる」と一緒に議論して、まずは「インプレッション数」や「インデックス率」を指標にしようと決めました。

「チーム内で追うKPI」と「経営報告用のKPI」を分けて設計するという発想。壁打ちの中で一緒に考えたアイデアですが、これを実際に設計して運用に乗せたのは自分たちです。今では毎週の計測が習慣になっています。

茂松様: 思考の整理ができて、方針が定まりました。そして何より、「体の向き」を一緒にしてくれました。

インハウスと支援会社という、異なる立場であれど、同じ方向を向いて一緒に動いてくれたのが大変ありがたかったです。

自分たちの施策に自信を持って、社内に説明できるようになったり、自分たちで作った企画書が、社内でスムーズに通った瞬間は嬉しかったですね。

——定量的な成果についても教えてください

原田様: AIコンテンツを投入したページ群のインデックス率が、36.9%から84.0%に改善しました。サイト全体のアクティブユーザー数も、2025年1月の約8.6万から10月には約13.4万に増加しています。

計測の仕組みは、自分たちでGA4とLooker Studioを使って構築しました。数字の見せ方も工夫できるようになり、報告の説得力が上がりました。

「答えをくれる先生」ではなく「一緒に歩くガイド」

——シンクムーブに依頼してよかったと感じるポイントを教えてください

茂松様: まず、提案が具体的かつ早いこと。トレンドを素早くキャッチして、すぐにアウトプットに落としてくれる。そのスピード感と質の高さが揃っていると感じました。 そして何より、体の向きを一緒にしてくれたことです。

対面で向き合って指示を出すような支援ではなく、同じ方向を向いて一緒に進んでくれる。答えを教える先生ではなく、一緒に考えながら道を切り拓いてくれるガイド、という感じですね。

原田様: 「指示書をくれる人」ではなく、「判断基準を一緒に作っていく人」ですね。AIが出す80点の原稿を、どうやって自社らしい85点に仕上げるか。そのプロセス自体を一緒に考えてくれる。最終的に社内を動かすのは自分たちですが、そのための武器を一緒に磨いてくれる存在です。

あと、「どこの会社でも似たような悩みを抱えている」と言われたのも印象的でした。自分たちだけが苦労しているわけじゃないと分かって、気持ちが楽になりましたね。

Slackでいつでも相談できる安心感があったからこそ、施策の背景を丁寧に説明して、社内の理解を得ながら前に進められた部分も大きいですね。

小さいチームで数字を求められる会社に

——どのような会社や担当者にシンクムーブはおすすめですか?

原田様: チームが小さい会社。小さいけど数字をちゃんと求められている人。あと、1人マーケをやってる人の支援。経営への説明をサポートしてもらいたいとか、そういうところもすごく合っていると思います。

茂松様: マーケティング部署に入っただけではかなりの年数を経験しないと勝ち取れないスキルがある。やりたいことをやるためのプレゼンスキルと、適切なパートナーを選ぶスキル。そこの不足分を埋めながら伴走してくれて、走りながら学べるのがこの支援の良さだと思います。

今後の展望

——今後シンクムーブと一緒に取り組みたいことはありますか?

茂松様: AI時代に適した、ユーザーの行動を促すコンテンツ・サイトプランを一緒に考えて行けたら、と思っています。

原田様: あとは、分析環境の高度化ですね。Looker Studioでの分析を進めているので、GTMでのイベント取得やカスタムディメンションの設計など、より深い効果検証ができる体制を作りたいです。

シンクムーブ豊藏からのコメント

「作業を代行する」のではなく「一緒に考える」というスタンスでご支援させていただきました。

だからこそ、「答えを渡す」支援の仕方よりも「判断の材料を一緒に整理する」という関わり方が合っていたと思います。

AIを活用するフェーズに移った2025年、生成AIプロンプトやGA4、Looker Studio、GTMのチェックなど、SEOを考えるにしても、1つ1つのディテールがとても重要になったフェーズの中で、アクションに落ちるプロトタイプ作りを意識して支援させていただきました。

ただ、シンクムーブが担当したのは、あくまで判断材料の整理です。コラビット様のチームは、SEOの基礎知識をしっかりお持ちで、自分たちで動く意思も強いです。エンジニア中心の組織の中で、2人でここまで動かしているのは、正直なかなかできることではありません。

短期的な数字の改善だけでなく、「企画の引き出しが増え、質も上がったという定性的な変化が生まれたことが、何よりの成果だと感じています。

今後ともよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

豊藏 翔太のアバター 豊藏 翔太 シンクムーブ株式会社 代表取締役

エン・ジャパン株式会社にてIT/Web系の求人広告営業、ITコンサルティング企業でAIやRPAなどのITコンサルタントを経験後、「SEO Japan」を運営するアイオイクス株式会社に入社。

第1局長として大手企業を中心としたWebコンサルティングに携わった後、2024年12月にシンクムーブ株式会社を設立。アイオイクス株式会社フェローを兼務。

AIを活用したインハウスマーケティング共創支援サービスやセミナー、『AI時代のSEO戦略──組織を動かし成果を引き寄せる実務マネジメント』の出版など精力的に情報の発信を続けている。

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