SEOの記事を増やす前に、僕がお客さんに聞いていること

表紙:AI生成によるイメージ
企業のマーケティング支援に入るとき、僕は今お金をかけている施策や、外部の会社に何を頼んでいるかを事前に聞きます。
SEOの記事を作る話でも、そこまで聞く。記事を読んでくれた人に、どこで何を申し込んでもらうのか。その先まで一緒に見ておきたいんですよね。
実際、記事制作から始まった支援で、やりとりを重ねるうちに、記事を増やす前に主要ページや申し込みへのリンクを見直そう、という話になりました。
ただ、そのお客さんからは、最初からその提案をされても動けなかった、という話も出ています。
SEOの記事を頼んだのに、いきなりサイトの別の場所を直す話になる。その戸惑いも含めて、聞いておく必要があると思っています。
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いまお金をかけている施策と、外部への依頼内容を聞く
新しく記事を作る前に、すでにどんな仕事が動いているのかを聞きます。社内でやっていることも、外部の会社に頼んでいることも含めてです。
例えば、記事を書く会社とサイトを直す会社が別なら、原稿の相談とページ変更の相談で、話す相手が変わります。記事の内容を決めても、そこからリンクするページを誰が直せるのかわからないと、進め方が決まりません。
すでに頼んでいる仕事の中で対応できるのか。追加でお願いすることになるのか。担当者が社内で調整する必要があるのか。このあたりも、次の施策を考えるための材料になります。
会社の状況を見て、先に別のことをやった方がよさそうなら、その話をします。別に無理に記事作んないですし。
記事を作るところから相談が始まっていても、話を聞くうちに、先に取り組みたいことが変わる場合があるんですよね。
記事を読んだ人が、どこで申し込むかまで見る
記事を考えるときは、集めた読者にどこで申し込んでもらうのかも、一緒に見ます。
SEOでやるのはあくまでその集客とターゲティングやった後にコンバージョンがこういう風なところで取るとか。
コンバージョンというのは、ここでは問い合わせや資料請求など、来てくれた人にしてもらいたい行動のことです。
自社で確かめるなら、記事を開いて、その先のページへ実際に進んでみると話しやすいと思います。記事からサービスの説明へ進めるか。そこで申し込む内容がわかるか。相談したいと思った人が、問い合わせ先を見つけられるか。
例えば、記事では商品の選び方を説明しているのに、リンク先では会社の沿革しかわからなければ、読者は商品のことを別の場所で探すことになります。この場合、記事を追加する案と、リンク先やサービス説明を見直す案を比べたい。
どちらを先にするかは、実際のページと、いま集まっている読者を見て考えます。この時点で、どの会社にも同じ順番を勧めるのは難しいです。
主要ページの改善案も、最初からは進められなかった
提案の内容がよさそうでも、その時点でお客さんが進められるとは限りません。記事制作から支援が広がったプロジェクトで、その話が出ました。
応援購入サービスのBtoBマーケティングを支援した事例です。2025年7月に話し合いを始め、8月から記事制作が動きました。その後、計測環境やメール施策にも相談が広がり、12月には主要ページの改修案を作っています。
毎週やりとりする中で、記事を増やす前に、主要ページや申し込みにつながるリンクを改善した方がいいのでは、と話すようになりました。
この経緯を振り返ったインタビューで出てきたのが、次の言葉です。
最初からそれを言われても、「いや、SEOの依頼で来てるんだけど…」となっていたと思います。
最初はSEOを依頼するつもりで相談していた。一緒に仕事をする中で、別の施策も話せるようになった、ということでした。公開済みの事例インタビュー
この言葉があると、こちらの提案の仕方も考えないといけません。記事の話をしている相手に、いきなりサイト改修の話を持っていけば、依頼しようとしていた仕事が変わります。社内で話す相手や、確認する内容も変わるかもしれない。
お客さんが最初に何を頼もうとしていたのか。いま、どこまで一緒に考えられるのか。話を聞く中で、そういうことも確かめたいと思っています。
初稿から公開まで、いまどこで止まっているかを聞く
記事を作ることになったら、初稿から公開まで、誰がどの仕事を担うかも確認します。
この事例では、担当者が分析・企画・実行を幅広く担い、記事を公開する手順の標準化も課題になっていました。シンクムーブは初稿などの叩き台を作り、ファクトチェックや社内調整、施策の実行は担当者が主導しています。事例に記載した役割分担
例えば、初稿を待っているのか、社内の確認を待っているのか、掲載する担当が決まっていないのか。同じ「記事が出せていない」という話でも、手を借りたい相手が変わります。書く人を増やすと、その後の仕事は進められそうか。そこも聞いておきたいんですよね。
次の打ち合わせでは、いま進めている記事を一つ開いて、「ここまでは終わっています」「今はこの確認を待っています」と話せると、何を相談したいのか伝えやすいと思います。
次の打ち合わせで、依頼内容と変えられる範囲を持ち寄る
記事を増やす相談をするなら、売りたいサービス、いま動いている施策、申し込みまでのページを一緒に見られると、具体的な話ができます。
ここまでの話を、打ち合わせで使える質問にすると、例えばこんな形です。
- 問い合わせを増やしたいのは、どの商品・サービスですか。
- いまお金をかけている施策は何で、外部の会社にはどこまで頼んでいますか。
- 記事を読んだ人に、どのページで何を申し込んでもらいたいですか。
- そのページを直す場合、誰と相談して、どこまで変更できますか。
- 記事の初稿・確認・公開は誰が担当し、いま何を待っていますか。
この記事の内容をもとにした質問例です。今の依頼内容がわかる資料や、気になっている記事のURLを見ながら話せば、それぞれが違うものを想像して話すことも減らせそうです。
答えがすぐ出ない項目があっても、そのまま持ち寄っていいと思います。例えば、記事のリンク先を誰が直せるかわからないなら、まず担当を確かめる。申し込んでほしいサービスが社内で揃っていないなら、そこから話す。
シンクムーブでは、事業会社のマーケティング担当者・責任者と、次に取り組む施策を一緒に考え、制作や改善まで進めています。
現在取り組んでいることや、気になっているページを伺い、記事を追加するか、リンク先を直すか、確認の進め方を変えるかを一緒に考えます。自社の場合を相談したい方は、インハウスマーケティング共創支援をご覧ください。
相談しながら構成案を作り、一緒に確かめる進め方は、「対話実装力」の記事で紹介しています。




