Grok BotでX投稿を分析する方法|4,613件を調べた実例とSEOの記事企画への活かし方

Grok BotでX投稿を分析。4,613件から記事の材料を探す。紙のアーカイブをモチーフにしたAI生成イメージ

表紙・本文の図解:AI生成によるイメージ

Grok Botで、自分の過去のX投稿を分析してもらいました。2023年までさかのぼって、今回集まったのは4,613件です。

きっかけは、Xの投稿を検索したり、読んだり、継続してチェックできるようになったという公式発表でした。しかも、Xコネクタの設定なしで使える。これ、普通にすごいですよね。

自分も今まで、XアーカイブやAPIで投稿のデータを取って分析していました。ただ、取ったデータを扱いやすくするのに手間がかかったり、欲しい情報が揃わなかったりしたんですよね。

なので、そのまま会話で頼めるならどうなるんだろうと思って、試してみました。

出てきたのは、反応の多かった投稿のランキングだけではありません。自分が何を書いて、どう反応してもらっていたか。次に書くときの材料まで整理できたのが面白かったです。

ここでは実際に頼んだ内容と結果を紹介し、後半ではSEOの記事企画にどうつなげられるかを考えます。SEOへの活用は、今回の投稿分析をもとにした提案です。検索順位や流入への効果は未検証です。

今回の実験を紹介した元のX投稿はこちらです。

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Grok Botなら、X投稿を一つずつ渡さずに調べられた

会話で投稿を集め、ランキングを見る。対象・期間・除外条件も伝える流れの図解
投稿を集めるときは、対象・期間・除外条件も伝える。

今回の使い方では、自分でX APIを契約したり、接続設定をしたりせずに、投稿の収集と分析を頼めました。投稿URLを一つずつチャットへ貼る必要もありませんでした。

2026年10月8日のGrok Botの公式発表では、Xの検索・読み取り・監視への対応が案内されています。公式の続報では、Xコネクタの設定が不要と説明されていました。

自社サービスへの反応を追ったり、業界の情報を継続して集めたり。そういう使い方も紹介されています。自分がまず気になったのは、自分の投稿をまとめて調べられるかでした。

なお、Grok Botは、X上でGrokに返信を頼む使い方とは別に、仕事を任せるAIエージェントとして提供されているものです。この記事の依頼文は、Grok Botとの会話で使った内容です。

今回、自分の環境ではX API側の追加料金はかかっていません。ただし、Grok Bot自体が完全無料という意味ではありません。2026年10月9日に確認した公式ドキュメントでは、Cursorの有料プランや個人のSuperGrokアカウント連携などで利用できると案内されています。利用条件は変わることがあるので、使う前に公式の案内を確認してください。

期間と指標を決めて投稿を集めた

投稿の対象期間は2023年1月15日から2026年10月8日。取得投稿4,613件、他人への返信を除く3,708件。指標取得日は2026年10月9日。全件取得ではない
今回の取得範囲と件数。過去投稿の全件取得を意味するものではありません。

最初に頼んだのは、反応が多かった自分の投稿を集めることでした。

まず俺のアカウントがちゃんとリアクションをいっぱいもらったり、ブックマークをもらったり、そういうのを厳選して集めてくんない?

これで、2025年11月15日から2026年10月8日までの投稿2,238件が集まりました。いいね順、ブックマーク順、それから総合順のランキングが出てきました。

総合スコアは「いいね+ブックマーク×2」です。今回は、あとで読もうと思って保存された投稿を少し重く見る設定になっています。X公式の評価指標ではなく、この分析で投稿を並べるための計算です。

続けて「23年まで全部出してよ」と頼んだら、対象が広がりました。

項目 今回の分析条件
対象アカウント @shotatykr
投稿の対象期間 2023年1月15日〜2026年10月8日
指標の取得日 2026年10月9日
取得できた投稿 4,613件
他人への返信を除いたランキング対象 3,708件
総合スコア いいね+ブックマーク×2

「全部出して」と頼みましたが、過去の投稿を漏れなく取れたという意味ではありません。古い期間の自己返信が入っていなかったり、一部の長文本文が途中までだったりします。

反応の数字も、取得した時点の値です。その投稿を出した月だけで発生した反応の合計ではありません。長く公開されている投稿と最近の投稿を、その条件を無視して比べないようにしたいです。

自分のアカウントで試すなら、次のように対象と出力を指定すると、あとから確認しやすくなります。今回の依頼をもとに、読者向けに作った例です。

私のXアカウント「@アカウント名」について、指定した期間の投稿を集めてください。投稿日時、本文、投稿URL、取得できる反応指標、指標の取得日を残してください。いいね順とブックマーク順で並べ、取得できなかった項目や期間も教えてください。他人への返信と自分のスレッドの続きは区別してください。

取れない指標を推測で埋める必要はありません。何が取れたのかがわかる方が、その後の分析に使いやすいと思います。

ブックマークが多い投稿には、あとで使える具体があった

2026年10月9日の取得時点。おすすめ本投稿はいいね6,328・保存8,040、fable投稿はいいね1,163・保存1,848
上位投稿の反応数。2026年10月9日に取得した時点の値です。

今回の総合ランキングで1位だったのは、2023年12月27日のおすすめ本をまとめた投稿でした。いいね6,328、ブックマーク8,040、表示は約484万。自分が読んできた本の中から、何度も読み返しているものを紹介した投稿です。

2位は、2026年7月の/fableというSkillsを作ってみた投稿。いいね1,163、ブックマーク1,848でした。「作ってみた」で終わらず、使うための手順まで出しています。

SEOの話も上位にありました。2023年12月の自分が今もSEOで使っているツールの投稿は4位で、いいね1,028、ブックマーク1,373。その2026年版も上位に入っています。

テーマが本でもAIでもSEOでも、自分が実際に使ったものや、試したことを具体的に書いた投稿が目に入ります。

そこで、もう一歩聞いてみました。

俺のツイートって何が強いの? ちゃんと俺の中の再現性がある型みたいなものを考えたいんだけど。

返ってきた分析では、手順やツール一覧のある投稿はブックマークが付きやすく、仕事で感じる本音や違和感を書いた投稿は、いいねが付きやすいという整理でした。

次に書くときの候補は、「作ってみた+手順」「現役コンサル目線の本音解説」「お客さんの質問に答える」「年版・続編」「おすすめ本まとめ」「使ってみて考えが変わった話」「ツールの使い方とスクショ」という7つの型です。

この型がどれくらい再現性があるかは分かりません。ただ、「次に何を書こう」で止まったときに、自分の過去の投稿を見ながら考えられるのは使いやすそうでした。

告知も同じ指標で評価しない方がよさそうです。今回集まった町田SEO酒場のエピソード告知25件では、ブックマークの中央値は1でした。告知はその場で知ってもらうために書いているので、保存されないこと自体が失敗というわけではありません。

数字は、いずれも2026年10月9日に取得した時点のものです。このアカウントで取得できた投稿の結果であり、X全体に共通する法則としては扱っていません。

分析と投稿URLをNotionに残す

Grok Botで収集し、Notionに投稿データ・分析レポート・ネタ帳を整理する。元の投稿URLと取得日を残して見直す流れ
投稿URLと取得日を残し、あとから元の投稿を見直せる形にする。

分析結果を、あとから使える場所へ置くところまで頼めました。自分の場合はNotionです。

これ、俺のNotionに接続しといて、Notionのところにデータまとめとくことってできますか?

できたのは、分析レポート、ネタ帳テンプレ、それから総合スコア上位200件の投稿データベースでした。投稿データには、日付、いいね、ブックマーク、表示、スコア、投稿URLなどが入っています。

気になったものは、元のX投稿を開けます。分析文だけを読んで、わかったつもりで終わらないのがいいんですよね。

特に今回は、一部の長文本文が途中までしか入っていません。数字のランキングを見ることと、文章の内容や書き方を分析することは、分けて考えた方がよさそうです。型を確かめたい投稿は、元の本文やスレッドの続きまで読みます。

Notionへの保存には、Xの検索とは別にNotion側の接続と保存先の指定が必要です。自分の環境でできたことが、何も設定していない状態でそのまま使えるという意味ではありません。

チャットで眺めるだけより、元の投稿と数字を一緒に置いておく方が、次に書くときに使いやすいなと思いました。

SEOの記事企画に使うなら、Xの反応と検索意図を照らす

保存されたX投稿から自分が語れる実例を探し、検索結果とSearch Consoleで検索意図を確認して記事の問いを決める。Xの保存数は検索需要やSEO成果とは異なる
Xでの反応を材料に、検索意図と既存記事を確認して企画する。

ここからは、今回の分析結果をSEOの仕事に使うならどうするか、という話です。実際に確認できたのは投稿の収集と分析までなので、以下は次に試すための活用案になります。

例えば、今回上位に入ったSEOツールの投稿。2023年版と2026年版があるので、自分が何を使い、どう変わったかを具体的に説明する材料があります。

ただ、ブックマークが多いから、そのままSEO記事にすれば検索で読まれる、とは言えません。Xで流れてきた人が保存する理由と、Googleで検索している人が知りたいことは、同じとは限りません。

記事にする前に、「SEO ツール」のような候補語で検索して、どんな問いに答えるページが並んでいるかを見ます。比較したいのか、無料で使いたいのか、特定の作業を効率よく進めたいのか。記事の中で答える範囲を決めるためです。

自社のSearch Consoleに関連するクエリがあるなら、どのページが表示され、どの言葉でクリックされているかも確認します。対象期間を決め、すでにある記事で答えられるのか、新しく書く必要があるのかを見たいです。

検索側の調査を実際に試した話は、OpenSEOを使ってSEO調査を試した記事でも紹介しています。今回のX分析とは別の実験ですが、検索語や競合ページを調べる際の参考になります。

候補が決まったら、Grok Botにはこんな整理を頼めそうです。これは追加の依頼例で、今回実施した操作ではありません。

この投稿をもとにブログ記事を企画したいです。元の投稿で実際に経験していることと、追加で調べる必要があることを分けてください。どんな読者の、どんな質問に答えられるかを整理し、根拠として使う投稿URLを残してください。検索需要やSEOの成果は、Xの反応数から推測しないでください。

競合の発信や、自社サービスについての質問を集める使い方も考えられます。例えば「直近1か月のこの3アカウントから、使い方に関する質問を集めて、元の投稿URLと日付を付けて」と頼む形です。

検索で拾えた投稿だけで、顧客全体の悩みがわかるわけではありません。それでも、実際の言い方を読むことで、記事で答えたい問いを具体的にする材料にはなりそうです。

そして、自社のブログで答えるなら、読者に次に何を見てもらうかも考えます。ツールの使い方を知りたい人に、いきなりサービスの申し込みだけを求めても、まだ距離があるかもしれません。

関連する実例へ進んでもらうのか、自社での進め方を相談してもらうのか。記事の内容とリンク先をつなげます。この点は、SEOの記事を増やす前に、僕がお客さんに聞いていることにも書いています。

自社の記事にする投稿を一つ選ぶ

過去の投稿の反応と中身を見て、試した手順・現場の本音・おすすめ一覧など、次に書く候補を考える。次の反応を保証するものではない
過去の投稿から次の候補を考える。今後の反応を保証するものではありません。

今回面白かったのは、一般的なSNSの成功パターンを教えてもらう前に、自分が何を書いて、どう反応してもらっていたかを見られたことです。

4,613件が、元の投稿へ戻れる形で並んだのが使いやすかった。そこから次に書くことを考えられます。

ブログの記事企画に使うなら、保存の多かった投稿を一つ開いてみる。自分が具体的に説明できることは何か。検索している人の問いに答えるには、何を足す必要があるか。その一つを確かめるところから試したいです。


シンクムーブでは、事業会社のマーケティング担当者・責任者に向けて、SEO×AIのインハウスマーケティング共創支援を提供しています。調査した材料から何を作るか、既存の記事をどう改善するかを一緒に考え、制作と検証まで進めます。

自社の発信や記事企画にAIを取り入れたい方は、支援内容をご覧ください。試したことを持ち寄って相談したい方には、運営しているaimarkもあります。

この記事は、豊藏翔太のX記事をブログ向けに再編集し、SEOの記事企画への活用案を加えたものです。

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この記事を書いた人

豊藏 翔太のアバター 豊藏 翔太 シンクムーブ株式会社 代表取締役

エン・ジャパン株式会社にてIT/Web系の求人広告営業、ITコンサルティング企業でAIやRPAなどのITコンサルタントを経験後、「SEO Japan」を運営するアイオイクス株式会社に入社。

第1局長として大手企業を中心としたWebコンサルティングに携わった後、2024年12月にシンクムーブ株式会社を設立。アイオイクス株式会社フェローを兼務。

AIを活用したインハウスマーケティング共創支援サービスやセミナー、『AI時代のSEO戦略──組織を動かし成果を引き寄せる実務マネジメント』の出版など精力的に情報の発信を続けている。

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