シンクムーブ株式会社創業の挨拶と今後について
改めてご報告です。私、豊藏は2024年12月10日付で シンクムーブ株式会社 を創業しました。
アイオイクス株式会社に在籍中からお世話になっている皆さま、本当にありがとうございます。
アイオイクス株式会社にはフェローという立場で引き続き関わりながら、私がこれまで培ってきた「SEO×AI×ファシリテーション」の取り組みを新会社でさらに広げていこうと考えています。
今日は少しだけ、シンクムーブ株式会社の創業の理由や、今後の取り組みについてお話出来ればと思います。
↓創業について、COUNTER株式会社の宮田さんにスペースで色々聞いて頂きました。
創業の理由は「AIの進化とスピードが速すぎたこと」
アイオイクスでは第1局長として、様々な案件をメンバーと取り組んできました。
セミナーも実施したり、さまざまなLTイベントや交流会に参加させていただいていましたが、その中でもトピックとして非常に大きかったのは「生成AI」の存在だったと考えています。
2024年は生成AIを使っていた人間にとって大きなブレイクスルーだったと思う。
2022年末にChatGPTがリリースされて以来、わずか2年ほどで生成AIがここまで進化するとは当時は想像もしていませんでした。
そして、2024年は私自身も含め、「AIを使う側の人間」にとって飛躍的な一年だったと言えます。
その一方で、企業におけるSEOやデジタル戦略を支援していると、AI技術の急激な発展に対して「どう導入すればいいか分からない」「AIを入れるだけで本当に成果が出るのか?」といった声も多くいただくようになりました。
実際、AIがどれだけ進歩しても、企業や組織が大切にしてきたブランドの価値や専門性、そこに根ざす“人間の思考”を抜きにしては、競合との差別化がうまくいかないのが現状です。
AIを“使いこなす”には、それを支える組織のファシリテーションやプロジェクト推進力が欠かせませんし、SEOにおいても同じことが言えます。
SEOに求められる「機動力」と「組織の力」のバランス
私がこれまでアイオイクスで企業のSEO支援を行ってきた中で痛感したのは、SEOは依頼内容を明確にするのが難しい。という事です。
- テクニカルだけに偏ってしまうと、組織の合意形成が追いつかず施策が動かない
- 組織の説得に時間をかけすぎると、アップデートの速い検索アルゴリズムやAIの進化に取り残される
この「機動力(スピード感)」と「組織の力(大きなプロジェクトを着実に動かす力)」の両立は意外と難しいと感じています。
大規模なプロジェクトを組むには、今のところ組織や体制が必要ですが、その一方で「ファシリテーション」や「コミュニケーション」を大切にしながら、信頼関係をベースに状況に合わせて適切な施策を模索するスピードが必要な環境もあると感じています。
人間に求められる能力とAIで拡張できる能力を追求したい。
2025年以降、SEOの取り組みの仕方は更に領域が広がり、「どこまでがSEOで、どこからがSEOではないか」その線引きを作るのが難しくなってきたと感じています。
実際、AIツールは非常に進化しているものの、試行錯誤や実験が必要なことばかりで、「失敗」を受け入れる土壌が必要です。その一方で、きちんとしたリテラシーを持つ人間が使うAIのパワフルさは、既存の業務そのものを塗り替えるほどの大きな可能性を持っていると感じています。
シンクムーブ株式会社は「ファシリテーションを軸にSEOとAIを使いこなす会社」
シンクムーブは、私と私の妻が取締役の小さな会社です。
今後は自社開発のプロダクトやサービスを出す可能性もありますが、まだ何も決まっていません。
1つだけ決めているのは、「自身が得意なファシリテーションを軸にSEOとAIを使いこなす会社」にしたいと考えています。
- 外部ベンダーに依頼出来るほど要件が定義出来ていないが、次の打ち手に悩んでいる
- ちょうどよい塩梅で依頼を出来る受託者が見つけづらい
- 難易度が高くて外注に何度も失敗してきた
そうしたお悩みを持つ会社に対して、1社1社私が向き合い取り組んでいけたらと考えています。
シンクムーブ株式会社のMVVについて
シンクムーブ株式会社は「人の思考とAIの力を掛け合わせ、“いま動ける最善”を実行し、ビジネスを進化させる。」をミッションとしています。創業動機などは以下のページにまとめていますので、ご一読いただけたら嬉しいです!
Think&Move|人の思考とAIでマーケティングは進化する
AIは出来る事が増えてきており、2025年はAIエージェントの時代と、ますますさまざまなサービスが増えています。
ただ、AIは「万能」であるが「使い手」を選ぶという事実に気付いている方も多いと感じます。
- オペレーションをAIに依頼するだけでは、正論ではあるが、正解ではないものが出てしまう。
- AIと人で仕組みを作ったが、結果質が落ちてしまい、想定外のトラブルが起きた。
- AIがどんどんブラックボックス化しており、自分で作ろうとしてもイマイチ上手くできない。
こうしたことは今後もどんどん起きてくると感じています。だからこそ、シンクムーブのスローガンは「人の思考とAIでマーケティングは進化する」としています。
ツールがどんどん進化すれど、責任を持つのは人であるという信念から、自分の思考をおろそかにしない会社でありたいと思ってます。
アイオイクス株式会社にはフェローという立場で引き続き関わります。
私の原点であるアイオイクス株式会社とは、今後もフェローという形で参画し続けます。立場や取り組む範囲は変わりますが、アイオイクスでのこれまでの経験を活かし、双方にとってより良い協力体制を築きながら、新しいチャレンジに取り組みたいと思っています。
この場を借りて改めて、アイオイクス株式会社の滝日さん、梅田さん、遠藤さん、そしてメンバーにお礼を言わせてください。
また、常日頃仲良くしていただいている皆様、既にパートナーとして仕事をしている皆様今後ともよろしくお願いいたします。
引き続き、アイオイクスでも案件業務を一部支援しています。もしご相談などございましたら、お気軽にご連絡ください!
2025年2月3日(月)にKindleで本を出版予定です!
会社の創業準備を11月中旬から行っていたのですが、一区切りついたことと、自分の思考を整理するために年末年始休暇のすべてを注ぎ込み、本を執筆していました!
タイトルは「AI時代のSEO戦略──組織を動かし成果を引き寄せる実務マネジメント」です。
この本で語ること
本書では、私が実際に経験した事例や学んだノウハウを軸に、「SEO×AI時代のブランド戦略」と「組織で成果を出すプロジェクトマネジメント」を中心にお話ししていきます。
- 企業や組織がSEOで成果を出すために必要なことは?
- 生成AIの普及でSEOコンサルティングはどう変わっていくの?
- 今もSEOにおいて意識すべきポイントや優先度の整理方法は?
- 社内の部署間調整やプロジェクトマネジメントで大切なことは?
- 組織を動かす為のファシリテーションのコツは?
- AI時代で人間が価値を発揮する方法は?
こうした疑問に対して、テクニカルな解説だけでなく、組織やプロジェクトの推進上のリアルな苦労、そして「どこをあえて捨てるのか?」という決断も含めて、なるべく“生の言葉”でお伝えしたいと思っています。現場で汗をかいてきた人間だからこそ語れる、泥臭い話もあるかもしれません。ですが、こうした泥臭い部分が、AI時代における本当の意味での「差別化」と「実行力」につながると考えています。
本書は、いわゆる「SEOのテクニック本」ではありません。むしろ、“検索順位”という概念すら過渡期にきている今だからこそ、「AIとどう手を組み、企業や事業のブランド価値を高めていくか」を中心に据えた一冊になっています。AIがどれだけ発展しても、結局最後の決め手になるのは、人間同士の信頼関係と、当事者意識を持って実行・検証していく粘り強さが何より大切だと感じているためです。
この本を読み終えるころには、これまで「ただのテクニック」だと思っていたSEOの裏側に、「ビジネス全体を牽引する戦略」と「人間が関わる意義」が見えてくるかもしれません。そして「AIに仕事を奪われるかもしれない」という不安以上に、「AIという強力なツールを、人間がどう活用していくか」の可能性にわくわくしていただけたら嬉しいです。
「AI時代のSEO戦略──組織を動かし成果を引き寄せる実務マネジメント」第1章より抜粋。
AIツールにも多大なる協力をしてもらいながら、私は文章執筆。妻が表紙デザイン、編集という二人三脚体制で執筆しました。余談ですがこの会社ホームページも妻がほぼすべて作っています。(デザインや編集の仕事などもあれば是非ご相談ください!)
私の現状の考えもまとめていますので、弊社へ依頼を少しでも検討している方は、私にコーヒーを奢る気持ちで是非ご購入ください!(ペーパーバック版も別途発売予定です。)
→【随時更新中】AI時代のSEO戦略──組織を動かし成果を引き寄せる実務マネジメント書籍情報まとめ
30分の相談会やってます。久しぶりの方も最近の方もお話ししましょう!
以上、自分の話ばかりになってしまい恐縮ですが、ありがとうございました。
創業直後のタイミングだからこそ、気軽にお話しできる場を設けたいと考えています。
- SEOの最新動向が知りたい
- 自社で生成AIを活かすにはどうすれば?
- 実際にやるべき施策って何?
など、30分ほどのオンライン相談会を開催中です。久しぶりの方も最近繋がった方も、ぜひお気軽にお問い合わせいただけれたら嬉しいです!(もちろん、ご祝儀発注も期待してます!!!)
引き続き、シンクムーブの豊藏をよろしくお願いします。
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