インハウスマーケティング共創支援で大切にしている「対話実装力」

シンクムーブでは、社内でマーケティングを進める方と、課題を整理したり、施策を考えたり、実際に手を動かしたりしています。この関わり方を「インハウスマーケティング共創支援」と呼んでいます。
その中で、自分が大切にしているのが「対話実装力」です。
担当者が知っている現場の事情と、僕が持っているSEOやマーケティングの知識を持ち寄って話す。そこで見えてきたことを、プロトタイプとして一度形にする。それを一緒に見ながら、もう少し話してみる。
まず作ってみないと、イメージできないことってあるんですよね。言葉では同じつもりでも、画面や構成案を見ると、思っていたものとの違いがわかる。その違いが見えると、次の議論が具体的になります。
話すことと作ることを行き来しながら、理解を深め、次にどう進めるかを一緒に考える。この関わり方を支える力が「対話実装力」です。
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話しているうちに、課題の輪郭が見えてくる
支援で話を聞いていると、担当者の方は、自分たちの課題をかなりわかっていると感じます。日々の仕事の中で、気になっていることや、変えた方がよいことがある。ただ、それをどう言葉にすればいいか、何から手を付けるかで迷っていることもあるんですよね。
そこで、なぜそこが気になるのか、これまで何をしようとしていたのかを聞いてみる。こちらの理解を返すと、背景の事情や、まだ話に出ていなかった懸念がわかってくる。そのやり取りで、取り組みたいことが少しずつ具体的になります。
相手は事業やお客さんのことを知っていて、僕はSEOやマーケティングの知識を持っている。お互いが知っていることへのリスペクトがあると、議論も深めやすいと感じています。
僕がファシリテーションを大切にしているのも、このためです。話を聞いて、問いを返して、何を確かめたいのかを一緒に整理する。そこから、見て話せるものを作っていきます。
プロトタイプを見ながら、もう少し話してみる
話して合意したはずなのに、持ち帰った後に出てきたものを見ると、思っていたものと違う。「あれ、この話してたっけ?」となることがあります。認識のズレって、思ったより多いんですよね。
例えば「LPを改善する」と決めても、冒頭の訴求を変えたいのか、ページ全体を組み直したいのかで、作るものは違います。これは説明のための例ですが、言葉が同じでも、頭の中のイメージまで同じとは限りません。

だから、話し合った内容をもとに、構成案や画面を一度作ってみます。ここでいうプロトタイプは、話した内容を形にして、一緒に確かめるための試作品や叩き台です。
見えるものがあると、どこが意図と合っていて、どこが違うのかを具体的に話せる。質のいい議論から出てきたプロトタイプが、次の議論を進めてくれると思っています。
ChatGPTやClaudeも、論点の整理や叩き台づくりに使います。担当者が話してくれた事情や優先順位を反映して作り、出てきたものを一緒に見て判断する。AIで作れるものが増えた分、その場で確かめられることも増えてきました。

シンクムーブは僕一人の会社です。議論を進めることと、その内容を形にして返すこと。この両方ができる人間が一緒にいると、進めやすくなる場面があると思って、この支援をしています。
毎週のミーティングも、ずっと議論することもあれば、途中から作りながら確かめることもあります。その場や前後の時間を使って、今何を形にすると話が進むかを考えています。
社内で「まず試してみる」ところを、一緒に進める
制作会社に依頼するときは、完成品としての品質を求める。でも、インハウスでSEOや広告を進めるときには、「まあ、今はこれくらいでいいか」と判断して動かすこともあると思います。
今の目的なら、どこまでできていれば使えるのか。まず試したいのか、社内で判断する材料が欲しいのか。それによって、必要な作り込みは変わるんですよね。僕が支えたいのは、そうやって社内で判断し、進めていくところです。
一緒に作ったものが使えるなら、そのまま使ってもらって構いません。もっと本格的に作り込むなら、別の制作会社に依頼してもいい。試してわかったことをもとに、その先の進め方を相談します。
SEOは自分の強みですが、支援範囲をそこだけに縛りたくはありません。議論して、LPやメール、広告に取り組む意味が見えてきたら、そこにも関わりたいと思っています。
目の前の課題に対して、どこに入ると意味があるか。その都度、担当者の方と話して決める。インハウスマーケティング共創支援という名前には、そういう考えもあります。
対話から、LPやメールの改善へ
Makuakeの支援は、SEO記事の制作から始まりました。やり取りを重ねる中で、LPの改修やメール施策、計測環境の整備へと、一緒に扱う範囲が広がっていきました。
メールでは、実行者が最初に感じる不安から考える
メールの文案では、Makuakeの実行者が最初にどんな不安を感じるかを踏まえて、初回に伝える内容を考えています。配信の手順だけでなく、そのサービスを使う人の事情まで話すことが、具体的な文案につながります。
LPでは、ワイヤーフレームを作って確かめる
LPの改善では、ワイヤーフレームを作り、どんな画面にするかを見ながら確かめています。話した方針が形になると、担当者の方と具体的に相談できるものができます。
対話が積み重なると、サービスの特徴に加えて、社内で提案を進めやすいところや、慎重に扱う必要があるところも見えてきます。公開事例では、その理解がプロトタイプや提案に反映されていくことにも触れています。
一緒に考えながら進める関係を、大切にしたい
こういう進め方なので、依頼との相性もあります。まだ言葉や形になりきっていない段階から、一緒に考える方が、自分には合っていると思っています。
上の事例とは別の話ですが、決められた基準に沿って、AIでより高い品質のものを作ってほしいという依頼が重なり、僕からお断りしたこともあります。求められている役割を考えると、その進め方には僕ではない方が合うと感じたからです。
何を進めるかは、双方で相談して決めたい。契約も1か月単位にして、お互いがストレスをためたまま続けることを避けたいと考えています。
自分が関わりたいのは、何を頼むかがまだ固まっていないところからです。気になっていることを話してもらい、一度形にして、それを見ながらまた話す。そのやり取りを通じて、担当者の方と次に進めることを見つけていけたらと思っています。
シンクムーブのインハウスマーケティング共創支援では、社内でマーケティングを進める方と、課題の整理からプロトタイプづくり、実装・検証まで一緒に取り組んでいます。




